シーリング材打ち替えの注意点とは?
BETTYさん:今日は、家の壁の隙間を埋める材料についてのお話ですよね。
マーくん:そうです。「シーリング材」といって、壁の隙間といいますか、今は外壁にサイディング板を
張ってありますが、サイディング板とサイディング板のつなぎ目、目地というんですか、
その部分に充てんして水が中に入らない処理をします。その防水材をシーリング材といいます。
今日はそのお話をしたいと考えています。
BETTYさん:シーリング材というのは、雨水が入らないように使う物ということですね。
マーくん:そうです。ですから、長期間防水性が保たれることがとても大事です。
雨が入ったら当然よくないことですから。長期的に劣化しないことが、さらに大事な要因にはなってくるんですね。
BETTYさん:小さいころ、そのシーリング材を塗っているところを剥がして遊んでいましたけどね(笑)。
やってはいけないことだったんですね(笑)。最近は、実験場ではありますが、30年たっても柔らかいという
シーリング材があると聞きましたが。
マーくん:そうなんです。今までは10年くらい経つとシーリング材がだんだん劣化してきて硬くなってくるんです。
柔らかいうちは当然柔軟性がありますから、地震で引っ張られても追従していく形なんですが。
BETTYさん:ゴムみたいな感じになっていますもんね。
マーくん:そうです。それが10年くらい経ってくると、どうしても硬くなってしまって、
最終的に割れが入るのが今までのシーリング材なんです。
BETTYさん:その割れのところに棒を突っ込んで…、そういうことはやってはいけなかったんですね(笑)。
マーくん:やってはいけないことをやっていましたね(笑)。
BETTYさん:子どものときによくやっていたなと、今、思い出したんですが(笑)。
マーくん:また、そのシーリング材の材質にもいろいろ種類があります。中には、塗装がその上に乗らないような
シーリング材もあります。当然、長く持つものがいいんでしょうけれど、そのほかに用途によっては、
いろいろな制限が出てきますので、そのあたりもきちんと把握した上で塗装する前のシーリングの打ち替えは
選んでいただきたいと思います。
BETTYさん:このシーリング材にもいっぱい種類があるということですね。長く持つ、30年たっても柔らかい物もあれば、
そのお家によっては、そういう物ではなくて、違う物の方がいいときもあるんですね。
マーくん:そうです。ですから、現場を見させていただいた際に、その家の外壁材によって、
どのようなシーリング材を使うかを検討します。塗装の際は違う色に塗り上げるわけですが、
次に塗る色と同系色でシーリング材も打ち替えることもできます。そんなところも気を付けていただければと思います。
BETTYさん:シーリング材のイメージだと、白しかないんですけど(笑)。
マーくん:そうですね。基本的には、白や薄いグレーですから、色はだいたい決まってはいるんです。
ただ、外壁の色に合わせてある程度色をつくることが可能です。ですから、そういう部分も前もって
打ち合わせさせていただきます。
BETTYさん:そう思うと、進化していますよね。合わせてできるということですね。ぜひ、ご相談いただきたいですね。