高い塗料を選べば間違いない?
BETTYさん:今回は「塗料」についてのお話ですね。
マーくん:現在、塗料には、「ハイブリッド塗料」「遮熱塗料」「フッ素塗料」などいろいろな種類がございます。
塗料自体を一言で言えば、「塗料の持ちは金額に比例する」という認識でも間違いではないんですね。
BETTYさん:なるほど。そうすると、長く持つためには、ちょっとお高いけど、高い塗料を選択することがベストなんですか?
マーくん:そうですね。でもそこがちょっと難しいところでもあるんですが。
BETTYさん:高ければいいということではないんですね。
マーくん:そうですね。塗装というのは、各メーカーさんでつくられてくる塗料を、現場の職人さんが水や希釈剤を入れきれいに混ぜ、
それを塗り、乾燥して初めて[塗膜]というものになって完成するんですね。
ですから、塗る物件の劣化状態と、それに合った復旧工事を考えることが大事です。
あと、塗装後に水漏れをしないようにすること。まずは住宅診断をして、その後、塗料を選択することが大切かなと思うんですね。
BETTYさん:では、「じゃあ、ハイブリッドで!」「高いんだったら、フッ素で!」ということではないということでうね。
マーくん:そうですね。先ほども言ったように、塗料は実際に塗る前に職人さんが現場でつくる作業があるんです。
メーカーさんの方で出荷する際にはきちんとした塗料で出てきますが、使用にはいろいろな規制があるので、
それを職人さんが現場で守ってきちんと塗り上げていくことが、まず1つ大切な部分かなと思います。
BETTYさん:なるほどね。それから、やっぱり塗装工事というのは、水の漏れがないようにする工事でもあるんだよ
ということはいつも教えてもらっていますので、そこも大事なところですよね。
マーくん:そうです、それが大事ですよね。
BETTYさん:というと、まず住宅診断をして、その状態に応じて、どの塗料がいいか考える。順番的にはそういう感じなんですね。
マーくん:当然そうですよね。その上で、ご予算が決まってきます。
ですから、診断書を見ていただいて、その診断書とすり合わせをして工事の内容を決めていくことが間違いない手順だと思います。
BETTYさん:手順としては、診断をしてもらって、その次に塗料を選んでいく、ということですね。
でも、こうやって考えると、最初に塗料の種類がいろいろあるとお聞きしましたが、そこから選ぶというのは大変ですね(笑)。
マーくん:やっぱりそれでお客さまは結構迷う部分がありますね。
BETTYさん:迷うでしょうね、間違いなく。
マーくん:あと、もう1つ重要な部分というのは、お客さまが、今、住んでいる住宅を、その後どのようにして守っていくかということです。
例えば、10年後くらいには若い夫婦が入ってきてリフォームしないといけないかなということであれば、
そんなに長く持つ塗料でなくてもいいわけです。そういう工事をしたときにもう一度塗装工事が入るわけですから。
BETTYさん:確かにそうですね。そして、自分でハイブリッドがいいのか、遮熱がいいのか、
フッ素がいいのか、普通がいいのか、色にもよりますしね、その中で選んでいくということですね。
マーくん:そういうことです。
BETTYさん:では、まずは住宅診断ですね。そこから考えていきましょう。
マーくん:はい。ぜひ、うまくいける手順でお願いしたいと思います。