外壁をより長持ちさせるため、クリアの塗装工事をおすすめします!
BETTYさん:今日はサイディングのメンテナンスに関するお話しですね、先週もお聞きしましたが、
それに引き続きということですか。
マーくん:そうです。「サイディングはメンテナンスしなくてもいい」、もちろんカタログにも
「長期間にわたってメンテナンスフリー」という言葉が出回っていますので、あえて違う言葉で意見を
伝えていきたいと思います。
BETTYさん:年間130棟くらいの塗り替えを実施している志賀塗装さんならではのご意見だと思いますが。
マーくん:しつこいように思われてしまいますが、サイディングはセメントを主とした材料で、
いろんな模様や色を着けたり、形を付けたりという作業を工場でやってきまして、それを壁に張り付けることで
工期が短縮される、コストが下げられるということで、住宅の7割くらいはサイディングに移っているんですね。
BETTYさん:住宅の壁にもう1個壁がくっついているということですよね。
マーくん:そうですね、イメージ的には。
BETTYさん:持ってきた壁をくっつけているというイメージですが、それをサイディングというわけですね。
マーくん:はい。ですから、塗装工事で色を塗るよりはいろんなパターンや色のグラデーションもできるので、
タイル調の家になったりなど、すごくきれいな施工ができるんですね。サイディングは耐久性もあるのですが、
色が着いていることは事実です。その上に色が飛ばないように塗装工事をしたり、いろいろな特殊加工をして
各メーカーが出していくんですが、そのときにメーカーも含めて、お客さまに対して「長持ちするのでもう塗装工事は
要りませんよ」「20年も持ちますよ」というPRで施工されていくんです。実際に我々も幅広く塗装工事をさせて
いただいていますので、そのメーカーが言う、あるいはハウスメーカーでおすすめしている
「30年間メンテナンスフリー」というものがサイディングのメーカーでは一番新しい商品として出ているんです。
BETTYさん:30年間! 長いですね。
マーくん:30年間です。やっぱりそれなりのコーティングをしているんですが、それはここ数年に
発売されたサイディングに当てはまる話でして。
BETTYさん:もう本当に最近ということですね。
マーくん:もう最近です。ですから、最近の新築の方はもしかしたらそれが標準で入っているとか、
オプションでグレードを上げると、そのサイディング施工で入っているかもしれないんですね。
それ以外のサイディングに関しては、ある程度の年数、10年前後からなんですが、
人間の目に分かる範囲ですと15%くらい色が落ちてくると、一般の方でも「あれ? 何か色が落ちてきたな」
と分かるんですね。ですから、その色が落ちてきたなというときでもいいんですが、できれば、
もう少し前、90%くらい、もしかしたら95%くらいのときに、早い段階でのクリアの塗装工事をおすすめしているんですね。
BETTYさん:目安は10年だけれども、ということですね。
マーくん:そうです。目安は10年から15年でそろそろメンテナンスの時期だと一般的にいわれているんですが、
その色落ちが始まってからよりは、色が落ち始める前、「もしかしたら色が落ちているかもしれない」
というレベルの段階ですかね。その段階でクリアな塗装工事をすると、今度は抜群に、30年、20年持つ
可能性が出てきますので。
BETTYさん:サイディングというのは家族で話し合って「このデザインがいいね」といって決めたと思うんですね。
だから、やっぱり選んだデザインはずっと残していきたいし、長持ちしてほしいと思いますもんね。
マーくん:そうなんですね。ですから、大半のサイディングは色が飛んでくるという現象が15年、
20年単位で起きてくるんですが、それが雨漏れに直結はしないんですね。ですから、
基本的にはメンテナンスフリーは間違っていないんですが、やはり外観は大事ですから。
BETTYさん:大事ですよね。
マーくん:そうなってきたときに、ある程度の金額をかけて、サイディングの施工を選んだ場合は、
そのデザインや色を維持するのは大きな価値だと思います。ですから、そのときに復元することができない状態で
我々も呼ばれてしまうと、やっぱり普通の一般的な色が着いた塗装工事となりますので、そうすると、
そのサイディングの模様を消すことになってしまうんです。
BETTYさん:もったいないですね。
マーくん:ええ。ですから、よく車のコーティングの例を出すんですが、あれも定期的にやることで非常にいい状態を
保てるわけですよね。もしかしたら興味がない方もたくさんいらっしゃるかもしれませんが、洗車をしてコーティングを
することは車を持たせることになります。それと同じように、色が飛んでから塗装工事をするよりは早い段階で。
ですから、見方の革命だと思うんですね。どの塗装会社も10年から15年でサイディングの塗り替えを始められたら
いいですねと、色を維持していくのであれば・・・。
BETTYさん:もう早いうちにね。
マーくん:はい、早い段階で。まあ、もちろんご予算がありますから、新築のときにやるのが一番いいかもしれませんが、
そういうことも含めて、サイディングに関しては早い段階でのクリアの塗装を広めていきたいと思っているところです。
BETTYさん:先週、初めてクリアな、透明な塗装があることを知ったので(笑)。それまでは全然知らなかったので、
「ああ! そういうのがあるんだ!」と思って。たぶん放送をお聴きの方も「サイディングって塗装できないんだ」
と思っていらっしゃる方が多いと思うので、そういうものがあるとね。
マーくん:そうですね。そういう見方もあるということです。ひび割れや藻が生える前にやることで色を維持していく
考え方を一つ持っていただければと思っております。
BETTYさん:特に外壁は目立ちますからね。
マーくん:そうですね。そんなに簡単にできるものじゃないので。
BETTYさん:そうですね。その家の顔ですし、少しお考えいただければ、ご相談いただければと思います。