いわき市で住友林業の家を塗り替えるには?|上手な保証制度の使い方と塗り替えにかかる費用相場
「住友林業で家を建てたけれども、塗り替えはメーカーに依頼しないといけないの?」
「住友林業の家の塗り替えにかかる費用の目安を知りたい」
このように悩んではいませんか?
住友林業で建てた家だから、メーカーじゃないと塗り替えできないと思っている方が多いようです。
しかし住友林業が建てた家でも、一般の塗装会社での塗り替えは可能です。
そうしたほうが、費用を安く抑えてお得に塗り替えられるケースもあります。
今回は、いわき市で住友林業の家の塗り替えを検討している方に向けて、保証制度の上手な使い方と、塗り替えにかかる費用相場をご紹介します。
目次
1. 住友林業の外壁・屋根素材の特徴
外壁や屋根を塗り替えるには、どのような外壁材や屋根材が使用されているのか、どんな特徴があるのかを把握する必要があります。
まずは、住友林業の家に使用されている外壁や屋根素材をチェックしましょう。
住友林業の住宅の特徴
住宅メーカーはそれぞれ特徴がありますが、住友林業は「木造」にこだわっている点が他社とは大きく異なります。
もともと林業・木材建材を事業の中心としていたことが、木造に注力している理由です。
注文住宅の建築時には一邸ごとに専属のプロジェクトチームがつき、施主の希望にあわせて設計から始めてくれるので、理想の家づくりをしっかりサポートしてもらえます。
そんな住友林業の住宅には、どのような外壁材や屋根材が使用されているのでしょうか。
住友林業の外壁素材の特徴
住友林業の家では、以下の2種類の素材が使用されています。
- モルタル(吹付仕上げ)
- 窯業系サイディング
モルタルとは、セメントと水、そして砂を混ぜ合わせて作られる材料を指します。
住友林業の家では、モルタルの上に「シーサンドコート」や「SODO」と呼ばれる仕上げ塗材を吹き付けて仕上げるのが特徴です。
どちらもザラザラした質感がありますが、住友林業オリジナルのシーサンドコートは、塗材に貝殻やサンゴが混ぜ込まれているのでキラキラ光り、より上質な印象を与えます。
2つめの窯業系サイディングは、現在日本の住宅でもっとも多く採用されている外壁材です。
セメントに繊維質を混ぜ込んだものを板状に加工し、表面塗装が施されているのが特徴です。
住友林業の家では、ケイミューの「ネオロック」とニチハの「モエンエクセラード」と呼ばれる製品が採用されています。
外壁は、塗料の耐用年数に応じた塗り替えが推奨されています。
住友林業の屋根素材の特徴
住友林業の標準仕様の屋根材は、スレートが採用されています。
スレートとは、セメントに繊維質を混ぜて板状に加工し、塗装を施した建材です。
住友林業で採用されているスレートは、ケイミュー社の「コロニアルグラッサ」です。
コロニアルグラッサは、表面塗装に無機系塗料を使用しているため耐用年数が比較的長く、塗り直しメンテナンスは30年不要とされているのが特徴です。
2. どっちがお得? ハウスメーカーの保証制度と塗装会社の保証制度
大手ハウスメーカーでは、独自の保証制度をつけていることが多く、住友林業も例外ではありません。
ハウスメーカーでは、自社保証を維持するには、自社でのメンテナンス・リフォームを義務づけています。
塗装についても、メーカーにメンテナンスを依頼したほうがよいのでしょうか?
メーカーの保証制度ではメンテナンス費用はカバーされない
住友林業は初期保証が長く、30年とされています。さらに保証延長を希望すると、構造躯体と防水は、最長で60年間保証されます。
この間は構造上主要な箇所や、雨水の浸入を防止する部分については保証を受けられます。
しかし、あくまで構造躯体と防水についてのみであり、壁材や屋根材そのものに異常がなければ塗装メンテナンスの費用を出してくれるわけではありません。
そのためたとえば住友林業の家で使用されているコロニアルグラッサのメンテナンス時期とされる30年後に屋根を塗り替えるときには、自費でおこなう必要があります。
その際さらに住友林業の保証を追加するには、メーカーに塗り替え工事を依頼しなければなりません。
しかし一般的にメーカーのリフォーム工事は下請けに出すことがほとんどであるため中間マージンが発生します。
そのため塗装専門の会社に直接依頼したほうが、安くつくケースがほとんどなのです。
保証がしっかりした塗装専門業者に依頼するとお得に塗り替えられる
メーカーはなんとなく安心感があるので「塗装専門会社に依頼したら保証が心配」と思う方も多いようです。
しかし塗装専門会社でも、しっかりとした保証をつけている会社は少なくありません。
たとえば弊社では、塗料の種類によっては業界の常識を越えるといわれる「15年」もの塗り替え保証をご利用いただけます。
さらに施工後3年以内に万一塗装の不具合が見つかれば、すみやかに無料での塗り直し対応をしています。
メーカーに依頼すると特別な塗料で塗装してもらえるようなイメージがありますが、塗料自体は塗料メーカーが製造しているものです。
同品質の製品が市販されており、しかも塗装費用は中間マージンが発生しないため安価です。
同じ品質の塗料を使うのであれば、外部の塗装会社に依頼したほうが、お得に塗り替えできるのです。
3. 住友林業の家の塗り替えにかかる一般的な費用相場
ここからは、住友林業の家を塗り替えるのにかかる、一般的な費用相場を紹介します。
外壁のみ塗り替える場合
住友林業の外壁は、モルタルの吹付仕上げと窯業系サイディングの2種類があります。
このうち住友林業の家の特徴である吹付で仕上げられた外壁は、表面が凸凹しているため塗料を吸い込みやすく、より多くの塗料を必要とするのが特徴です。
塗料の種類にもよりますが、通常であれば50㎡/缶であっても、30㎡/缶しか塗装できない場合があります。
そのためサイディング外壁を塗装するより、費用がやや高くなるのが一般的です。
屋根のみ塗り替える場合
住友林業の家の屋根は一般的なスレートが使用されているため、市販の塗料で塗り替えて問題ありません。
屋根のみを塗り替える場合の費用相場は、使用する塗料によっても異なります。
シリコン塗料はフッ素塗料と比較すると安価ですが、耐用年数は7~15年程度です。
一方フッ素塗料は耐用年数が15~20年と、塗料のなかでは長いことが特徴です。
安価な塗料を使用すると1回の塗装費用は抑えられますが、塗り替えの回数が多くなる点には注意しましょう。
外壁と屋根を同時に塗り替える場合
住友林業の家の外壁と屋根を同時に塗り替えると、足場を組んだり養生したりするのにかける費用が1度で済むため、両方を合計するよりも安くなります。
外壁と屋根の塗装は同時期におこなうことで、次回以降もメンテナンス周期をあわせられるので、できるだけ一度に済ませるのがおすすめです。
4. まとめ
住友林業の家は、外壁の吹付仕上げを選べるのが特徴です。
しかし吹付仕上げは塗料を多く使うので、塗り替えるときに高額になる傾向があります。
少しでも塗り替え費用を抑えるなら、メーカーではなく塗装会社に直接依頼するのがおすすめです。
同品質の塗料を使い、さらに屋根もあわせて依頼すれば、安価に塗り替えられますよ。
その際には、長期保証が付いている塗装会社を選ぶことがポイントです。