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「雨漏りが止まらない!」何度直しても止まらないときの対処法まとめ【保存版】

「業者に頼んでもまた雨漏り…」
「天井から水が…本当に直るの?」
梅雨の時季はもちろん、ゲリラ豪雨などが増えてくる時季には、このような不安を抱える方も多いのではないでしょうか。

この記事では雨漏りが止まらない本当の原因と、根本から解決するための対処法をお届けするとともに、修理しても再発するケースのよくある理由と、失敗しないための業者選びや修繕のコツについて解説します。
雨漏りを止めるための一助となれば幸いです。

目次

1.なぜ「何度直しても雨漏りが止まらない」のか?

修理しても雨漏りが改善されないのは、いったいなぜなのか、外回りならではの複雑な要因について解説します。

(1)一時的な修理では根本解決にならない理由

雨漏りを急ぎで対応してもらうと、一時的な応急処置で完了してしまうケースがあります。
その場では一旦止まっても、雨漏りを引き起こしている根本的な原因を明確にしていない場合は、また同じような雨漏りが繰り返される可能性が高くなります。
結果的に、建物内部の構造体の劣化を進行させることにもつながります。

(2)室内のシミと実際の浸入口のズレ(雨水の通り道問題)

天井など室内の雨漏りのシミが、必ずしも雨の侵入箇所とは限りません。
雨水は、屋根や窓枠、壁の隙間などを伝って雨漏りの場所にたどり着くことが多いので、雨水の通り道が判明しないと雨の侵入箇所の特定が難しいといえます。

(3)雨漏りの“見えない原因”が厄介な理由

雨漏りは、乾いてしまうと侵入箇所の特定も難しくなってしまいます。
これが「見えない原因」となり、修理をしても何度も雨漏りの再発が起きてしまいます。

2.プロが解説!雨漏りが再発しやすい場所と修繕費用の目安

建物の形状や劣化状況により、雨漏りが起きやすい箇所は異なります。
ここでは、一般的に雨漏りが起こりやすい箇所について解説しながら、部分補修をする場合も費用目安もご紹介します。

(1)屋根の谷樋・瓦のズレ

屋根と屋根が交差する部分には「谷樋」といわれる溝があります。
雨水はこの谷樋に集まり流れていくため、ほかの箇所よりも劣化が進みやすく雨漏りが発生しやすい箇所です。

通常、谷樋は板金で施工されており、劣化で穴が開いたり、接している瓦がズレたりすると雨漏りにつながります。
また、一定量以上の雨水が流れるとオーバーフローとなり、逆流することで建物内に侵入する要因にもなります。

修理費用目安
  • 谷樋修理基本額:5,000円~/1 m
  • 部分修理のみ:3万円~

(2)外壁と屋根の接合部(取り合い部)

外壁と屋根が接合している取り合い部は、わずかな隙間が発生しやすいことや、隙間を埋めているシーリングは振動や劣化でヒビや隙間ができやすいため、雨漏りが発生しやすい箇所です。
施工技術が必要な箇所なので、大工の技術が未熟な場合は、新築でも雨漏りが起こり得ます。

修理費用目安
  • 15,000円~

(3)ベランダ・サッシ周辺・配管まわり

ベランダは防水シートや塗装で処理されていますが、劣化によってビビが入ると、階下に雨漏りすることがあります。
ベランダに排水口が設けられている場合は、その排水溝口(ドレン)にゴミが詰まることで劣化や逆流の要因となりやすく、ドレン配管から雨漏りが起こることもあります。

また、サッシ周囲は外壁との取り合い部分であり、隙間が発生しやすく、シーリングの劣化でヒビが発生すると雨水の侵入経路となってしまいます。

修理費用目安
  • 防水シーリング補修:3万円~
  • ドレン補修:5万円~
  • シーリング補修:5,000円~
  • サッシ下地補修:10万円~

(4)ルーフィング(防水シート)の劣化

ルーフィングとは、屋根材の下に敷く防水シートを指します。
屋根全体を雨水から守る大切な素材であるため、ルーフィングが劣化すると屋根全体に影響が出る可能性があります。
ルーフィングが要因である場合、補修内容は対応する会社によって異なりますが、一般的には部分補修ではなく全体を交換します。

修理費用目安
  • 張り替え補修:200円~/㎡

(5)雨漏り修繕全体の費用相場

雨漏り修理の費用相場は箇所や要因により異なりますが、軽度な雨漏りの場合でおよそ5万~35万円、中程度の雨漏りで40万~80万円、重度の雨漏りでは85万~250万円が見込まれるでしょう。

前述した通り、雨漏りは、表面化している箇所以外に水の通り道ができている可能性があります。
被害はどの程度なのか、離れた場所なのか、屋根なのか、サッシ枠なのかなど、雨水の侵入経路によっても補修費用が異なりますので、しっかりと原因を特定させることが大切です。

雨漏り補修に補助金や火災保険は使える?

雨漏り修理を目的とした工事を対象とする補助金はありません。
ただし、断熱リフォームなどを行う際に、雨漏り箇所を含めて検討することは可能です。
もちろん、補助金を受けるためには一定の要件を満たす必要がありますが、雨漏りで困っている方には根本的な解決方法としておすすめです。

台風や豪雨などの自然災害によって雨漏りが発生した場合は、火災保険が利用できる可能性があります。
ただし、特約で保証外としているケースもあるため、ご自身の契約内容を確認しておきましょう。

3.こんな修理では止まらない?よくある失敗例

雨漏りが再発してしまうには、次のような要因があります。

(1)応急処置で済ませてしまった

応急処置だけで完了としてしまった場合は、雨漏りが再発する可能性が高いです。
すぐに雨漏りを解消したいとは思いますが、落ち着いてしっかりと専門業者に調査してもらい、原因を明確にしておくことが大切です。

(2)原因調査が不十分だった

原因を特定できなかったにもかかわらず調査を終えてしまった場合は、再度雨漏りが起こることが多いです。
特に、天候が回復してからの調査は、実際に水を流してみないと経路を特定できないことがあります。

(3)雨漏りの補修が苦手な業者に依頼していた

雨漏り補修が苦手な業者が施工した場合も、再発する可能性があります。
雨漏りの仕組みを論理的に理解していて、再発しないためにはどのように対処するべきかを説明できるかどうか、業者に確認してみましょう。

(4)施工不良や設計ミスによる根本問題が放置されている

根本的な原因を特定できていない、そもそも対処法が間違っていた、原因を特定しているにもかかわらず工事が大掛かりになりそうで放置するなど、業者側の問題によって再発することも少なくありません。
真剣に向き合ってくれる業者かどうか、見極めが大切です。

(5)プロの診断と見積もりが必須

雨漏りのさまざまな原因に精通しているプロの診断はもちろん、適切な対処法が反映された見積もりを作成できる業者であることが不可欠です。
小さな雨漏りであっても、時間の経過によって構造体にまで影響するリスクがありますので、しっかりと専門家に判断してもらうことが重要です。

雨漏り修理はどこに頼めば安心?

さまざまなケースの雨漏り修理に携わっている業者は、経験値があり専門性も高いといえます。
何が原因と考えられるのか、適切な診断を詳しく行っている業者がおすすめです。
また、しっかりとした調査報告書を提出できることもポイントです。

万が一、再発してしまった場合を考慮し、修繕後の保証やアフターサポートがあるとより安心です。
ホームページなどで口コミや実例が豊富な業者も候補となってくるでしょう。

4.本当に雨漏りを止めるには?再発防止の対処法

雨漏りが二度と起きないようにしたいと考えている方は多いでしょう。
再発防止のためには次のような方法を検討しましょう。

(1)雨漏り調査の重要性(散水調査・サーモグラフィーなど)

再発防止には、原因を明確にすることが重要です。
調査に際には、散水調査やサーモグラフィー調査などで侵入経路を明らかにしましょう。

(2)原因箇所の特定と再発を防ぐ施工法

原因の特定はもちろん、再発防止のための適切な施工法の検討が大切です。
雨漏りはなぜ起こったのか、再発防止策として最適な施工法は何か、しっかりと検討しましょう。

(3)「安さ」よりも「技術力」重視で選ぶ

雨漏りをいくら安く修理できても、再発してしまったら本末転倒です。
安さではなく、技術力を重視した業者選びをしましょう。

5.よくある質問

Q1:雨漏りが何度修理しても止まらないのはなぜですか?

雨漏りの原因が特定できていない、あるいは原因が複数ある場合が多く、表面的な修理だけでは根本的に解決しないことがあります。
特に、目に見える雨漏り箇所と実際の浸入口が異なるケースでは、精密な調査が必要です。

Q2:どのタイミングで専門業者に相談すればいいですか?

「何度修理しても雨漏りが止まらない」と感じた時点で、雨漏り診断を適切に行っている業者に相談することをおすすめします。
目視では見つけにくい原因があるため、散水調査や赤外線カメラなどの専門的な調査手法が必要になります。

Q3:応急処置でしのいでも大丈夫ですか?

応急処置はあくまで一時的な対処です。
放置すると建物内部の劣化が進行し、構造材や断熱材、内装へのダメージが拡大するリスクがあります。
できるだけ早めに根本原因を突き止めた上で、再発防止を含めた本格的な修理を行うべきです。

Q4:雨漏り調査にはどれくらいの費用がかかりますか?

簡易な調査であれば数万円程度からですが、散水試験や赤外線カメラなどを用いた本格調査になると5~10万円以上かかることもあります。
ただし、調査結果に基づいた正確な修理ができるため、結果的に費用を抑えることにもつながります。

Q5:どんな業者を選べば雨漏りが本当に止まりますか?

雨漏り補修の経験が豊富で、雨漏り診断を行っている業者、調査力と施工技術の両方に強みがある会社がおすすめです。
調査報告書を出してくれるか、保証があるか、過去の施工実績を確認できるかなどが、信頼性の目安になります。

6.まとめ

何度も雨漏りする理由は、応急的な対処、不十分な原因調査、そして施工技術の問題など、複数の要因が重なっているためです。
この記事を参考に、まずはプロの診断を受け、正しい施工法と対策を実施しましょう。

大切なお住まいを守るためにも、一度専門家に相談し、長期的な解決策を検討してみてください。

2025年06月23日 更新