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おしゃれな塗り替え! ツートンカラーで失敗しないポイント

住宅は長く住んでいると、外壁の塗装の劣化が気になってきます。
外壁の防水性を保つために、塗り替え工事を定期的に行う必要がありますが、この機会に色を変えて家の雰囲気を一新することもできます。

この記事では、最近注目されているツートンカラーで外壁をおしゃれに塗り替えるための「失敗しないポイント」についてお伝えしていきます。
外壁塗り替えでツートンカラーを検討されている方は、参考になさってください。

目次

1.ツートンカラーのベーシックな塗り替え方3パターン

まずはツートンカラーの塗り替え方で基本となる、3パターンについてご紹介していきます。

最もベーシックな階層ごとの上下塗り分け

家の1階と2階で色を変える「上下塗り分け」が一般的です。
2階の色を明るめにすると、視覚的に広々と見える効果があり、1階を濃い色にするとどっしりとした安定感と高級感が出ます。

逆に2階に濃い色、1階に明るい色を持ってくると高さが強調されるほか、意外性が出て今風のイメージになります。

すっきりスタイリッシュな縦ライン塗り分け

思い切って縦ラインを入れることで、すっきりしたスタイリッシュな塗り分けもできます。
アクセントカラーになる縦ラインの色の選び方によって、他の家とはひと味違う雰囲気を作り出すことも可能です。

家のデザインに沿った凹凸塗り分け

上下で色を変えたり、縦ラインを入れたりするだけでなく、家のデザインや形状に沿ってツートンカラーにすることもできます。

この場合は凹凸で塗り分け、飛び出したベランダや奥にある玄関周りといった箇所だけ塗り分けることで、奥行きのある自然な仕上がりになります。
また、上下塗り分けや縦ライン塗り分けと上手に組み合わせるとおしゃれ度が増します。

2.ツートンカラー外壁の色決めのための3つのステップ

それでは人気の配色や、失敗しない配色を選ぶための手順はどのようになっているのでしょうか。
ただ好きだからという理由で色を決めると失敗しやすくなります。手順や注意点に沿って色決めを行いましょう。

ベースカラーを決める

まずは全体の7割を占める部分の外壁の色を決めます。これを「ベースカラー」と呼びます。
色鮮やかな原色を選択するとかなり個性的ですが、近隣の住宅とバランスを取ることが難しく、雰囲気を壊してしまう恐れがあります。
ベースカラーはベージュやグレー、白など落ち着いた色を選ぶ人が多いです。

合わせる色を決める

ベースカラーの次に面積が広い部分を「アソートカラー」と呼びます。ベースカラーとアソートカラーの比率は7:3が一般的です。
バランスを考慮すると、ベージュとブラウン、グレーと黒、白とグレーなどが人気の組み合わせです。

3色を使う場合は、アソートカラーの部分の比率を下げ、「アクセントカラー」を入れます。
およそ全体の5%ほどに絞って、窓枠や軒下などに限定していくと全体の印象が引き締まります。
屋根や玄関ドアなどの色も忘れずに考慮しましょう。

完成後のイメージをつかむ

実際に同じような配色の色の家の写真を紹介してもらったり、業者によってはパソコンで実際に家をカラーシミュレーションしてもらったりすることも可能です。
ただしディスプレイの関係で色合いについてはやや異なる印象になったり、蛍光灯の光と太陽の光では見え方が違うという点には注意してください。

3.ツートンカラーと1色塗りで、塗装の金額は変わる?

おしゃれ度がアップする分、1色塗りよりもツートンカラーにした方が塗装費用はかなり高くなるのではないかと心配される方も多いようです。

実際に、1色塗りより材料にロスが出やすく、色が混ざらないように乾かしてからマスキングするなどの手間もかかるため、同じグレードの塗料を使った場合にはツートンカラーの方が1色塗りよりは費用がやや高くなる傾向にあります。

しかし、足場代や作業代そのものは変わらないため、そこまで大きな費用の差が出ないことがほとんどです。
ツートンカラーによる追加費用については、業者によって違いがあるので、最初に確認しておきましょう。

4.ツートンカラーのよくある失敗と、失敗しないポイント

外装塗装工事完了後に、「配色を間違えた」と後悔しても、再度塗り直しするためには足場から組み直す必要があり、手間も費用も相当大きくなります。
ここからは、ツートンカラーにした場合によくある失敗例と、それを防ぐためのポイントについてご紹介していきます。

調和がとれた同系色はぼんやりした印象に

ツートンカラーを同系色にするのが失敗しないためのポイントになりますが、あまりにも色の違いのわかりにくいツートンカラーでは、ぼんやりとした印象になってしまうので注意が必要です。
こうした失敗を防ぐため、ツートンカラーの境目にはっきりと区別できる白や黒のセパレーションカラーを入れると、全体を引き締める効果が出ます。

メリハリを利かせた白系×濃い色の落とし穴

白系と濃い色のツートンカラーはメリハリが利いていておしゃれなのですが、一方で白系の外壁部分の汚れが目立ちやすいというデメリットもあります。
事前に汚れやすい部分が把握できているのであれば、汚れやすい部分を濃い色にするといったツートンならではの工夫が可能です。

また、塗料素材のグレードを上げて白系の部分に汚れをつきにくくすることも可能です。
費用を抑えるために白系の塗料のみグレードを上げたいとご希望をされる方もいますが、塗料素材が異なると劣化時期や発色も変わってきます。
劣化しやすい方に合わせて次の塗り替えのタイミングが来ますし、発色や表面のツヤなども変わってくるため、ちぐはぐな印象になってしまう可能性が高くなります。
見た目の印象を揃える意味でも、同グレードでの塗り替えをおすすめします。

色が多いとちぐはぐな印象に

雨どいや軒天、窓枠や玄関といった箇所の色をすべて変えていくと、まとまらずちぐはぐな印象を与えてしまいます。
オリジナリティーにこだわって色を多く使いすぎるのは避けた方がいいでしょう。

色の組み合わせは多くても3色まで。この3色については色の系統だけではなく、彩度も揃えるよう意識しましょう。
例えばパステルカラーの柔らかいピンクと彩度の違うビビットなピンクを組み合わせると、色の系統は同じでもまとまりづらくなります。
系統と彩度も合わせることで、全体に統一感が出ます。

実際に塗ってみたら思ってた色と違う!

最も多い失敗は、想像していた色と実際に塗ってみた色の印象が違っていたというものです。
この失敗を避けるためには、実際に塗料を使うとどのような感じになるのかという色見本を提示してもらって事前に確認しましょう。
塗装業者に相談すれば、色見本を提示してくれます。

注意する点は、狭い面積に塗ったものと、家の外壁のように広い面積に乗ったものでは実際の印象が異なるということです。
濃い色については実際に塗ると、想像したよりも一段階濃く感じます。広い面積の方がより濃く見えるということです。
ですから1トーン薄い色を選択してみたり、濃い色の面積が薄い色に比べて狭くなるように配分してみたり、実際の色を見た上で改めて配色のバランスを検討してみるのがいいでしょう。

また、屋内での見え方と屋外での見え方もやや違うので、できるのであれば屋外の自然光でどう見えるのかといったことも確認しておくと、実際に塗ってみたら思っていた色と違うという失敗を防ぐことができます。

目立ちすぎて近所からクレームに

どうせ外壁を塗り替えるのなら他の家とは明らかに違う雰囲気にしたいという要望で、個性的な配色を選ぶケースがあります。
家については、自分さえ満足できればいいというものではなく、周囲の家との統一感がなければ美観が損なわれますので、近所からクレームがきてしまうことが考えられます。
そうなると再度塗り替えるといったことにもなりかねないので、目立ちすぎるような配色は避けるようにしましょう。

5.まとめ

外壁塗装が必要になったからただ塗り替えるというのではなく、今まで以上におしゃれなマイホームにする良い機会だと捉えてチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

塗り替え前にもツートンカラーであっても、色を変えたり、横塗り分けを縦塗り分けに変えたりするなど、以前とはひと味違うツートンカラーにすることも可能です。
ただし、失敗して後悔することのないように、配色のバランスは業者にも相談してしっかりと検討しましょう。

ツートンカラーを上手に組み合わせると、外壁の印象ががらりと変わって新居を建てたときのようなワクワクした気分を味わえますよ。

2022年10月27日 更新