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電気代が高い! 家全体が省エネになる塗り替えとは?

近年物価の上昇が続いており、光熱費もその例外ではありません。
電気代の明細を見て「こんなに高いの?」「去年より使用量は下がっているのにどうして?」と驚いている方も多いでしょう。

電気代が上がっているのにはさまざまな理由があり、影響を避けるのは難しくなっています。
この記事では、電気代の値上がりの理由や今後の見通しを分かりやすく解説。
さらに、電気代を抑えることにつながる「遮熱塗料」による塗り替えについてもご紹介します。

目次

1.電気代が上がっている?

今年電気代が上がってきているのにはどのような理由があるのでしょうか? 今後の見通しとあわせて確認しましょう。

電気代の値上がりはいつから? その理由は

電気代の値上がりは、2021年9月以降顕著になりました。
主な原因は、ウクライナ情勢などを背景とした、石油や石炭、液化天然ガスなどの輸入価格高騰にあります。

日本の電力の多くは石油や石炭、液化天然ガスなどの化石燃料をもとに発電する火力発電で、この2つで全発電量の83.3%を占めるほど※。
これは日本においては2011年の東日本大震災で原子力発電所が被害を受けたことから脱原発の動きが促進されたことも背景にあります。

日本はそれら化石燃料の大部分を輸入に頼っているため、電気代は輸入価格に大きく影響を受けるのが現状です。
電力会社は輸入価格の変動に応じて「燃料費調整単価」で電気代を調整するため、今回のように輸入価格が高騰すると、電気代が高くなってしまうのです。

※【参考】経済産業省令和3年度(2021年度)エネルギー需要実績

東北電力は32%値上げ? 電気料金の今後の見通し

これまで各電力会社は、輸入価格による変動を「燃料費調整単価」で調整してきました。
しかし燃料費調整制度では添加できる上限が決まっており、電力会社各社は燃料費の高騰分を自社努力では吸収できなくなってきています。

そのため、大手電力会社数社は、燃料費調整制度ではなく、電気料金の単価そのものに反映すべく、2023年4月からの値上げを申請しました。
その値上げ率は27.9%~42.7%と非常に高く、家計を直撃するとみられています。

電力会社申請した値上げ率
東北31.7%
北陸42.7%
中国29.9%
四国27.9%
沖縄39.3%

2030年がピーク? 再エネ賦課金とは

電気料金については、2030年がピークになるのでは、ともいわれています。
それは2030年を過ぎると、「再エネ賦課金」の負担がなくなるためです。

再エネ賦課金とは、「再生可能エネルギー発電促進賦課金」を略した言葉です。
再生可能エネルギーとは、電力を生み出すエネルギー源のうち、太陽光発電や風力発電などの自然エネルギーを指します。

再生可能エネルギーは、火力発電と違い二酸化炭素を排出しないため環境に優しいエネルギー源として注目され、また日本のエネルギー自給率を向上させる目的もあり、政府が推進しています。
政府は再生可能エネルギーによる発電を促すために、再生可能エネルギーによって発電された電力を一定期間固定価格で買い取ることを約束。
その費用を「再生可能エネルギー発電促進賦課金」として私たちが平等に負担しているのです。

この仕組みは2012年に始まった「再エネ特措法(電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法)」に基づき運用されています。
しかし特措法に基づく買取期間は短くて10年、長くても20年とされており、2031年度には買取が終了することから、還付金は減少していくと見込まれています。

その頃には再生可能エネルギーによる発電量が増え、輸入価格に左右されず電力を自給できるベースが整うことが期待されるところです。

2.家全体が省エネになる「遮熱塗料」塗り替え

2030年以降は再エネ賦課金が減少していく見込みとはいえ、発電エネルギー源の多くを輸入に頼っている今、電気代高騰による家計への負担増は避けられません。

そこで少しでも負担を軽くするためのアイデアのひとつとして、「遮熱塗料」による屋根の塗り替えをご提案いたします。

輻射熱を防ぎ、遮熱効果を発揮するしくみ

遮熱塗料とは、太陽光に含まれる赤外線を反射し、輻射熱(ふくしゃねつ)の発生を防ぐ塗料のことです。

輻射熱は、赤外線などの熱線が外壁や屋根などに当たったときに発生する熱で、建物内の熱の多くは輻射熱の影響によるものとされています。
一般的な塗料は赤外線を吸収するため、屋根に輻射熱が伝わり、室内の温度を上昇させてしまいます。

一方遮熱塗料は赤外線を反射するため、輻射熱の発生を抑え、建物内の温度上昇を効率的に防げるようになるのです。

電気代削減効果について

「遮熱塗料を使うと、どれくらい電気代を抑えられるようになるの?」と気になる方へ、電気代の削減効果についてご説明します。

志賀塗装が行ったシミュレーションでは、2階建ての建物に遮熱塗料を塗装(2,300㎡)した場合、7~10月の4カ月の電気代が約17.2%削減できるとの結果が出されました。

※空調設定温度・稼働時間:25℃/日中8H想定
 空調の稼働日数:122日(7~10月)
 1kwあたりの電気代:19.56円換算
 日照率(気象庁データ):47.0%(東京都)

京都大学の検証では、夏場約45%、冬場で約50%の消費電力抑制を達成したとの報告もあります。

大手ハウスメーカーの実証実験でも、塗装前は30℃を超えるほどだった室内温度が、塗装後には30℃を超えることはなくなりました。

遮熱塗料を塗ると、屋上や屋根の温度が高温にならないため輻射熱が室内に伝わりにくくなるのがわかります。

省エネ効果シミュレーション

志賀塗装では、自宅に遮熱塗料を塗った場合、どれくらい電気代が下がるのかを具体的に知りたいお客様に対し、ご自宅でのシミュレーションを行っています。
屋根面積や塗装面積、築年数、屋根の構造などをご記入いただくことでシミュレーションが可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。

3.まとめ

東北電力を含め主要電力会社の多くは、2023年4月からの電気代値上げに踏み切りました。
日本政府は自然エネルギーによる発電の促進に取り組んではいるものの、なかなか成果は上がっていません。
2030年以降は再エネ賦課金が減っていく見通しとなってはいますが、それまでにどの程度自然エネルギーによる発電が進むかは未知数です。

そのため消費者としては、電気代を下げるためには自ら工夫を行う必要があります。
太陽光からの輻射熱を効果的に減らせる遮熱塗料への塗り替えは、その方法のひとつです。

志賀塗装では、遮熱塗料に塗り替えることで、どの程度電気代を削減できるかのシミュレーションを行っています。
ご希望の方は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいね。

2023年01月27日 更新