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令和6年度(2024年度)外壁サイディング張り替えの助成金はいくら? どんな工事に使える?

外壁の張り替えを検討している方の中には、補助金・助成金が利用できないか知りたいと思っている方は多いでしょう。
外壁メンテナンスのみではなく、窓や断熱などのリフォームと組み合わせることで活用できる補助金があります。

この記事では、令和6年度(2024年度)に活用できる補助金・助成金の概要や補助金額、申請スケジュールと活用事例などについてご紹介します。

目次

1.外壁サイディング張り替えに使える令和6年度の支援事業

令和6年度(2024年度)は、令和5年度(2023年度)と同様の支援事業などが予定されています。
事業の概要や主に外壁の張り替えで活用できるものをご紹介します。

住宅エコリフォーム推進事業

「住宅エコリフォーム推進事業」は国が行う事業であり、住宅ストックの省エネ化を推進するため、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)のような高い省エネレベルの住宅へ改修する取り組みに対して支援するものです。

対象となる事業は「省エネ診断」「省エネ設計等」「省エネ改修」です。
省エネ改修では、二重サッシや複層ガラス、LED照明への交換や断熱材挿入、高効率給湯器の採用などが挙げられます。

また、ZEHレベルの性能となるため、構造補強工事を行い、改修後に一定レベルの耐震性が確保されることも必要です。
二重サッシや複層ガラス交換、断熱材挿入のリフォームを行う際には、外壁にも手を掛けなければならないことも多いため、一緒に外壁張り替え工事を行うことで補助金の活用範囲が広がります。

内容補助率・補助限度額
省エネ診断補助率:1/3
省エネ設計等・省エネ改修(建て替え含む)補助限度額:350,000円/戸
※補助対象費用の40%を限度
(補助率は令和5年度)

令和5年(2023年)のスケジュールでは、4月頃から申請がはじまり12月上旬まで通年申請が可能となっていました。
ただし、2023年7月中に予算の上限に達成したため12月を待たずに受付終了であったため、令和6年に申請を検討している方は、早めの対応がよいでしょう。

長期優良住宅化リフォーム推進事業

「長期優良住宅リフォーム推進事業」は、国が行う事業であり、既存住宅の長寿命化や省エネ化など住宅の性能向上リフォームと子育て世帯向けの改修に対して支援するものです。
事業対象となるには、「インスペクション(現況調査)の実施」「リフォーム後の住宅が一定の性能基準を満たす」「リフォーム履歴と維持保全計画の作成」の3つの要件を満たす必要があります。

一定の性能基準を満たす工事には、断熱サッシや高効率給湯器への交換、耐力壁の増設や屋根の軽量化、床下の防腐・防蟻処理や給水・排水の更新などが挙げられます。
断熱サッシ交換などは外壁の一部取り壊しが必要なことも多いため、足場代のコスト削減のために、同時に外壁張り替え工事を検討するのもよいでしょう。

内容補助率・補助限度額
省エネ性能を満たす住宅への改修補助率:1/3
補助限度額:100万円/戸
※長期優良住宅認定を取得する場合 200万円/戸
※省エネ基準▲20%相当の場合 50万円/戸を加算
(補助率は令和5年度)

長期優良住宅リフォーム推進事業は通年申請ですが、年度予算の上限に達した場合には、期間を前倒しして終了することもあるため、早めの検討がおすすめです。

2.令和6年度の補助金・助成金申請はいつから?

令和6年度(2024年度)に予定されている補助金・助成金の申請スケジュールについて、令和5年度(2023年度)を参考にしながら確認していきましょう。

令和5年度の助成金申請のスケジュール

住宅エコリフォーム推進事業

事業者登録受付は令和5年4月28日~令和5年12月15日まででしたが、令和5年7月3日までに申請額が予算上限に達し受付が終了になっています。
なお、完了実績報告の受付期間は令和5年6月23日~令和6年2月29日までです。

長期優良住宅化リフォーム推進事業

事業者登録受付は令和5年4月7日~令和6年2月5日までとなり、住宅登録の受付期間は令和5年4月7日~令和6年2月19日までです。
なお、完了実績報告の受付期間は令和5年6月12日~令和6年3月15日までです。

令和6年度の補助金・助成金申請のスケジュール予想

令和6年度(2024年度)のスケジュールは令和5年12月末時点では確定していませんが、令和5年度(2023年度)の期間と同様な流れが予想されるため、令和6年4月以降から受付が始まる可能性があります。

補助金・助成金申請の注意点

補助金・助成金にもよりますが、その多くが着工前に申請し認定を受けてからの工事開始となります。
着工後の申請の場合は補助が受けられない可能性があるため気をつけましょう。

また、工事終了後は期日までに完了報告の提出が必要です。
そのため工事が期日までに完了するように、申請段階からスケジュールを計画することが大切です。

3.外壁サイディング張り替えに補助金・助成金が申請できた工事例

ここからは、外壁サイディング張り替えに補助金などを活用した事例をご紹介します。

長期優良住宅化リフォーム推進事業の活用例

リフォーム事例
  • サイディング全面張り替え(直張り→通気工法へ)
  • 一部屋を暖かくする部分省エネ工事(内窓+床+外壁+天井)
  • 床下の防腐・防蟻工事

断熱サッシ交換など省エネ向上のリフォーム、床下の防腐・防蟻対策と一緒に、外壁サイディングの全面張り替えを行い、最大100万円の補助金を活用した例があります。
省エネ20%向上の場合は、さらに50万円が加算されることがあります。

サイディングの通気工法とは?

外壁サイディング張り替えの通気工法とは、建物の構造体となる柱などを防水シートで覆い外壁の間にわずかな隙間を設けて通気層を確保します。
通気層があることで、外部と内部の温度差により発生する結露を自然に乾燥させたり、水分は内部に浸透することなく外部に排出されたりすることが可能です。

直張りの場合は構造体と外壁材が密着してるため、結露が発生したときにはそのままとどまり、内部から構造体を腐食させるリスクが高まります。
長期優良住宅は、一定の耐久性を確保することと維持保全管理が必要となるため、建物の長寿命化を図れる通気工法が選択されます。

住宅エコリフォーム推進事業の活用例

部分改修事例
  • 窓ガラスと玄関ドアの交換+内窓設置(開口部の断熱改修・ZEH仕様基準)
  • 外壁サイディング部分張り替え(躯体の断熱改修)

窓ガラス交換や内窓設置などZEHレベルの断熱改修と外壁サイディングの部分張り替え工事を行い、最大35万円の補助金を活用した例があります。

全面改修事例
  • 外壁サイディングの全面張り替え(断熱工法へ)

断熱工法を採用して外壁サイディングの全面張り替えを同時に行った場合にも、最大35万円の補助金を活用した例があります。

4.まとめ

今回は、外壁サイディングの張り替えで活用できる補助金・助成金について、令和6年度に予定されている概要や補助金額、申請スケジュールや注意点、過去に補助金を活用したリフォーム事例などをご紹介しました。

窓サッシ交換や断熱材改修は外壁にも手を掛けなければならないことも多く、長期的なメンテナンスのためには、外壁サイディングの張り替えを一度の工事内で行うことが足場代のコスト削減にもつながります。
補助金を活用した外壁張り替えもぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

2023年12月12日 更新