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環境と家計に優しい「省エネリフォーム」の種類とは

近年はエネルギー価格の高騰により、「電気代高い」という不満の声がSNSなどでも多く聞かれるようになりました。

ここでは、今から電力消費の増える夏場に向けて準備ができるように、無理な節電をせずに電気代を抑える「省エネリフォーム」の種類やその費用、さらにお得な補助金の制度についてお伝えします。

目次

1.省エネリフォームにはどんなものがあるの?

省エネリフォームには、住宅の消費エネルギーを少なくするためのリフォームと、自給自足のためにエネルギーを創出するリフォームの2種類に大きく分かれます。

エネルギーの消費を抑える「省エネ」リフォーム

エネルギーの消費を少なくすれば高い電気代を安く抑えられます。
もちろん電化製品の使用を制限すれば節電できますが、それによって「暑い」「寒い」といったような住宅の快適性が失われてしまっては生活に無理が出てしまいます。
我慢を重ねて体調を崩すなど、健康面に支障が出てしまってはかえって医療費などがかかることにもなりかねません。

その点、生活をより快適にしつつ、消費エネルギーを少なくするのが「省エネ」リフォームです。
断熱・遮熱を向上させる窓・玄関・壁・天井のリフォームや、エコキュートや節水トイレといった高効率な設備を導入することで、無理のない省エネを実現します。

エネルギーを創出する「エコ」リフォーム

自宅で電気を創出できれば、電気代が高いという問題を解消できます。
一般家庭の消費電力は1日平均12kWhで、4kWの発電量の太陽光発電を設置すれば、1日平均12.5kWh発電できますので、家庭での消費電力をまかなえます。
「エコ」リフォームでは、このように住宅の屋根に太陽光パネルを設置し、エネルギーを創出できるようにしていきます。

2.省エネリフォーム工事の種類と費用相場

それではより具体的に省エネリフォームの種類と、その改修工事にかかる費用について解説していきます。

断熱リフォーム工事

窓やドアの断熱リフォーム

室温の上昇・下降については、窓が夏場の70%、冬場の60%の要因を占めていますので、最も省エネリフォームしたい箇所です。
内窓を新たに設置して二重サッシにする、外窓を交換するといったリフォームは窓1つあたり5万~20万円が相場です。
窓ガラスを耐熱性が高いLow-Eガラスに交換するのも有効で、こちらだと1つ2万~8万円かかります。
窓は室温上昇に大きな影響を与えますので、両方行うと効果的です。

また、古い玄関だと外気が入り込む要因になりますので、既存の玄関ドアの枠組みにさらに新しい枠組みを付けて玄関ドアを交換するカバー工法があります。
こちらはドアの処分費用込みで5万~8万円かかります。

天井や壁、床の断熱リフォーム

天井の断熱材が不足していると室温の上昇につながりますので、断熱材を敷き詰めるリフォームが効果的で、相場は1㎡あたり4千~8千円です。

外壁も外気の熱が室内に伝わりやすいので、断熱材を施工するリフォームが有効です。
こちらは1㎡あたりの相場価格は4千~3万円で、外壁に断熱パネルを張り付けるリフォームだと1㎡あたり3千~5千円です。

また、床下空間にボード状の断熱材やマット状の断熱材を施工するリフォームについては、1㎡あたり3千~8千円です。
価格相場についてはあくまでも目安ですので、具体的なリフォーム費用を知りたい方はお気軽にご相談ください。

日射遮蔽工事

省エネリフォームには、屋根の遮熱性を高めて夏の日差しを反射させ、室内の温度の上昇を軽減させる日射遮蔽(しゃへい)工事という選択肢もあります。
スレート屋根やガルバリウム鋼板屋根であればもともと耐熱・遮熱性が高いので、遮熱塗料を再塗装で十分効果を発揮します。

遮熱塗料による日射遮蔽工事は1㎡あたり3千~5千円が相場です。
遮熱塗料の効果については、事前に省エネシミュレーションもできますので、ご希望の際はお気軽にご相談ください。
また、屋根の裏側から遮熱シートを施工する場合は、1㎡あたり3千~4千円が相場です。

高効率な設備工事

自宅の設備をより節電できる高効率な設備に交換するのも省エネリフォームのひとつです。

エアコンの使用料金と同じくらい電気代のかかる給湯器は、最初に注目すべき設備です。
ガス給湯器であればエコジョーズ、電気温水器であればエコキュートに交換すると電気代を抑えることができます。
給湯器の種類によって設置工事費用も変わってきますが、給湯器交換の費用相場の目安は25万~50万円です。

また、節水トイレに交換することでも水道代を節約できます。
現在の節水トイレと30年前のトイレを比較するとおよそ60%もの水道代の節約になります。設置費用は15万~30万円です。

自家発電導入リフォーム

エネルギーを創出するエコリフォームには、太陽光パネルを設置し、自家発電を導入する方法があります。
理論上は4kWの発電で一般家庭の電力をまかなうことができ、平均4.9kWの容量のものを設置する場合、120万~170万円が相場です。

ガスを使用した際に発生する水素を、空気中の酸素と化学反応させて電気を創出するエネファームを設置する場合、費用相場は200万~250万円です。

3.省エネリフォームで使える補助金制度

省エネリフォームの補助金制度として注目を集めているのが、3つの補助事業をまとめた「住宅省エネ2023キャンペーン」です。
交付申請期間は2023年3月31日から始まり、予算上限に達するまで受付する予定ですが、遅くとも2023年12月31日までには締め切りとなります。
予算の上限は3つの事業それぞれ異なり、締切はそれぞれの予算の上限に達すると専用ページで公表されます。

こどもエコすまい支援事業

「こどもエコすまい支援事業」は国土交通省管轄で、予算は1,500億円です。
省エネリフォームの規約を満たせば工事費用に応じて5万円~最大で60万円給付されます。

先進的窓リノベ

「先進的窓リノベ」は経済産業省・環境省共同のキャンペーンで、予算は1,000億円です。
窓の省エネリフォームが対象となり、工事費用に応じて5万円~200万円が給付されます。

窓の省エネリフォームの費用対効果や補助金額について、具体的な提案についてはこちらをご覧ください。

▶【過去最大級の補助金が始まります】~窓のリフォームって大事です!~

給湯省エネ

「給湯省エネ」は経済産業省管轄で、予算は300億円です。
設置する給湯器に応じて5万円または15万円が給付されます。

4.まとめ

この先、電気代が高くなるのは避けて通ることはできません。
エアコンや給湯器の使用を制限するのにも限界がありますし、無理な節電は生活や健康に支障をきたす恐れがあります。

省エネリフォームは初期費用がかかりますが、長い目で見ると大きな節約効果を期待でき、今なら国の補助金を有効活用して初期費用を抑えた省エネリフォームが可能です。
本格的な夏が到来する前に省エネリフォームをしてしっかり準備していくと、電気代の高さを懸念せずに快適な暮らしを送ることができるでしょう。

2023年03月31日 更新